「肱川流域の合意形成を図る」説明会

 平成13年5月17日に提示された山鳥坂ダム建設の「見直し案」と、平成14年5月に提示された「再構築計画案」について、国土交通省と大洲市によって大洲市各地で開催された説明会は、下のようなものでした。

○ 出席できるのは決められた一会場のみ
○ 住民の発言を一人一回限りに厳しく制限。
○ 国土交通省の説明の時間が非常に長く、住民の発言の時間が限られてしまう。
○ 出された意見や質問に対しては、都合の悪いときには巧みに論点をずらした返答をして発言者が間違っていると言うので、他の住民には国土交通省が正しいという印象を与える。
○「発言は一回限り」のため反論の機会は与えられない

 そのため、反対意見を徹底的に封じ込め「住民に説明し、合意形成が図られた」という形をとる、ということを目的として開催されたという印象を強く受けました。

 また、 普通の態度で説明を聞いている住民に対して、高圧的な態度や威嚇的な言葉がごく自然に出てきます。上位下達、官尊民卑の精神が、依然としてはっきりと生きていることを実感しました。


※肱川水系河川整備計画についての意見交換会(説明会)
についても、追って掲載します。